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東大阪中級サッカー部 府秋季大会で準優勝、新チームに期待

3年生チームを相手に健闘した東大阪の新チーム

 今年度の「大阪府中学校秋季総合体育大会」サッカーの部中央大会(10月3日〜11月3日、大阪府サッカー協会主催)に、2年生チームで出場した東大阪朝鮮中級学校サッカー部が昨年に続き準優勝した。3日に行われた決勝戦では、近畿大学付属中学校の3年生チームに1−4で敗れたが、新チームの実力の高さを伺わせた。

 同大会には府内368校が参加。3地域に分けて行われたブロック大会を制した上位32チームが中央大会へ駒を進めた。来期を見越し1、2年生主体のチームで出場する学校が多いなか、3年生チームも48校参加した。

 東大阪1、2年生たちは、4年ぶりに「全国大会」に出場した3年生の背中を追って練習に励んできた。新チームで初めての大会出場とあって、試合への意気込みもひとしおだった。

 決勝戦では近大付属中と対戦。東大阪は、早いパス回しからチャンスを作り積極的にシュートも放った。体格で勝る相手に対しても一歩もひるまず果敢にプレッシャーを与えた。しかし、前後半ともに2点ずつ奪われ、辛泰樹選手の1得点に抑えられた。試合後、選手たちの目には悔しさから涙があふれていた。

 この間、中心選手として新チームの雰囲気作りに力を注いできた呉洸太選手は、「思うようにパスをつなげなかったが、シュートチャンスはたくさん作ることができたと思う。3年生のように、強くて団結力のあるチームを作っていけるよう練習に励み、2年連続で『全国大会』に出場できるようがんばりたい」と話した。

 朴秀勇監督は「来シーズンの課題が明確になった。プレッシャーをかけられたときのボールコントロールをより正確にできるよう、これからのチームづくりに力を入れていきたい」と話した。(周)

[朝鮮新報 2010.11.10]