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第39回在日本朝鮮人バレーボール選手権大会 男子は朝大、女子は兵庫が優勝

 第39回在日本朝鮮人バレーボール選手権大会が10月23、24の両日、東京朝鮮中高級学校で行われた。在日本朝鮮人バレーボール協会の姜秀宗会長は開会式で、今年6月に44年ぶりのサッカーW杯出場を果たした朝鮮代表の安英学、鄭大世選手、先日ボクシング世界王者となった李冽理選手が在日同胞に大きな力と喜びを与えたと指摘。同胞愛好家は今後も、「初級部児童から女性同盟オモニまで!」のスローガンを掲げ在日バレーボール界を活性化、大衆化し、一人でも多くの同胞を探していこうと呼びかけた。大会では、男女で予選リーグと決勝トーナメントが2日間にかけて行われた。

男子部門

男子優勝の朝大

 男子部門は最近、実力が伯仲しており、どのチームにも優勝のチャンスがあるため、終始白熱した試合となった。

 大会には昨年優勝の大阪を含め、4チームが参加。大阪が連覇するか、それを阻むチームが現れるかに注目が集まった。

 初日の予選リーグでは東京が朝鮮大学校との試合で老練なプレーを発揮し、逆転劇を見せた。

 兵庫は大阪との対戦で1セットを奪った勢いで終始、コンビネーションプレーを披露したが、中盤で主力選手がケガで退場したあと、主導権を奪われ、結局大阪が逆転勝利を収めた。

 一方、朝大は東京との初戦で惜敗したが、大阪、兵庫との予選をそれぞれ2−0で勝利、決勝進出を果たした。

 決勝進出をかけた大阪と東京の試合は一進一退の攻防が繰り広げられる展開となった。ここ10年の間に7度の優勝経験を誇る王者・大阪は、そのプライドと実力を発揮した。しかし、東京は2セットで好プレーを連発、相手のミスを引き出し、25−22で大阪を下した。

 東京と朝大の決勝戦。東京は序盤から自分たちのリズムに持ちこもうとしたが、朝大は連続攻撃で圧倒、中盤にミスが目立つとすぐにタイムのたびに持ち直し、東京との得点差を広げ、第1セットを奪った。第2セットで東京が盛り返したが、朝大が金才成選手(最優秀選手賞)の攻撃などで圧倒、25−17で競り勝ち、2年ぶりの優勝をもぎ取った。

女子部門

女子優勝の兵庫

 女子部門では開催地の東京から、A、Bの2チームが出場した。6チームが予選リーグを展開。昨年2位の兵庫が東京A、大阪に勝ち、グループAの1位となった。グループBでは東海が朝大と東京Bに勝利し1位となった。

 2日目はトーナメント形式で順位決定戦が行われた。

 初日の試合で兵庫に負け、グループA2位となった大阪は、グループB1位で昨年優勝の東海と対戦。大阪は中央からの連続攻撃で東海に2−0で快勝、決勝進出を果たした。

 一方、過去に東京排球団のOGチームとして出場した東京Bチームは、予選リーグを突破し、決勝進出をかけ兵庫と対戦したが圧倒され、0−2で敗れた。

 決勝戦は兵庫と大阪の間で4年ぶりの対戦となった。大阪は序盤から中央と左から攻めたが、兵庫はこれを難なく封じ、鄭香奈選手の正確なレシーブでボールをつなげ、李愛純(最優秀選手賞)、金美紀選手の強い攻撃で、第1セットを25−19、第2セットを25−15とし、2年ぶりの優勝を果たした。【在日本朝鮮人バレーボール協会】

【大会成績】

−男子

 @朝大A東京B大阪

−女子

 @兵庫A大阪B東海

[朝鮮新報 2010.11.10]