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ボクシング選抜府予選 大阪朝高選手が優勝

優秀な成績を収めた金起徹選手(中央)と高熹眞選手

 「第22回全国高校ボクシング選抜大会」の大阪府予選大会が、10月9、10日の2日間にかけ興國高校ボクシング場で行われた。大阪朝鮮高級学校からは、金起徹(ピン級)、高熹眞(バンタム級、ともに高2)の2選手が出場、金起徹選手が、見事優勝した。金選手は、11月19日〜21日に、京都で行われる「第18回近畿高校ボクシング新人大会」に大阪府代表として出場する予定。近畿大会に優勝すれば、来年3月に行われる選抜大会への出場権が与えられる。大阪朝高は、団体成績でも準優勝に輝いた。

 金選手は決勝戦で、永江良選手(興國高)と対戦。1Rからスピード感あるフットワークとリードパンチを生かし、ポイントを重ねると2Rには右のクロスカウンターでスタンディングダウンを奪い完全に試合の流れを支配した。結果、判定勝ちし近畿大会への出場権を獲得した。

 一方、高熹眞選手は準決勝で浦田瑠偉選手(大商大高)を相手に、ミドルレンジからポイントを奪う圧倒的な試合展開を見せ決勝戦へと駒を進めた。決勝では、高田脩平選手(興國高)と対戦。近距離での打ち合いに果敢に立ち向かうも、判定で惜敗。準優勝となった。

 金起徹選手は試合後、「近畿大会では、祖国での強化合宿で培ってきた力を十分に発揮し、必ず優勝して応援してくれる人たちの期待に応えたい」と、意気込みを語った。

 大阪朝高ボクシング部の宋世博監督は、「2人は、祖国強化合宿を通じて精神的にも技術的にも大きく成長した。両選手ともに、次につながるような試合内容だっただけに、今後の活躍が楽しみだ」と話した。【大阪朝高ボクシング部】

[朝鮮新報 2010.10.27]