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大阪市教員たちとの交流 「いつも心はひとつ」

大阪市教員と朴秀勇監督(中央)

 97年、東大阪中級の「全国大会」出場。朝鮮学校が団体競技で「全国」に進出するのは初めてだった。大会出場を実現するために、同胞たちが運動を展開し、日本市民も協力と支援体制を築いた。日本学校教員らの署名運動などもその一つだった。

 朝鮮学校の教員と日本学校の教員の絆は、今も続いている。

 山口県で行われた今大会、大阪市の教員数人が東大阪中級を激励しようと、1回戦が行われた朝に現地に車で到着した。学校業務をかかえる彼らは、試合後にすぐに帰阪するという「強行スケジュール」をこなした。

 「大阪市の仲間がたたかっている。誇りだ」。大阪市立城陽中学校の西田育広教諭(大阪府中体連サッカー部事務局)も「強行スケジュール」をこなした一人だ。朴秀勇監督とは20年来の付き合いだという。

 「私の先輩教員が築いてくれた強い学校同士の仲間意識が、90年代に大きなうねりを起こす一助になったと思う。朴監督に対しては、在日の人たちがよく言う『同胞』のような意識を持っている。いつも心は一つです」(西田さん)

[朝鮮新報 2010.8.25]