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〈第32回コマチュック大会〉 育成大会 1部制した南武初級

7人で勝ち取った勝利

7人で育成大会1部優勝を勝ち取った南武

 育成大会の1部決勝戦では、南武と東京第1が対戦。序盤から点を取り合う熾烈な攻防戦が繰り広げられた。先制ゴールを決めたのは、8人制で行われた今大会に7人で出場し勝ち進んできた南武。巧みなチームプレーで果敢にゴールを奪いに行き、東京第1を3−2で抑え優勝した。

 7人という条件のなかで成し遂げた優勝に、生徒、保護者、学校関係者たちは互いに涙を流し、健闘をたたえあった。

 同校の「洙讃監督は、「人数が少ないなかで練習メニューを考案し、主に基礎技術の向上に重点をおいてきた。今大会ではそれが発揮できた」と話した。

 盧逵憲主将(初6)は「サッカーを通じみなが一致団結すれば目標は実現するということを学んだ」と喜びをあらわにしながら、保護者や支えてくれた教員への深い感謝の気持ちを話した。

 東京第1の金志学監督は、初開催の育成大会出場の意義を強調する。

 「4、5年生を中心としたチームで達成した準優勝は、生徒たちにとって今後のステップを重ねていく自信につながった。さらなる可能性や個性を見いだす良い機会にもなった」

 一方、初めて「主力選手」として出場した4、5年生と、彼らの応援に訪れた保護者も、今大会で大きな収穫を得た。

 全試合を通じて10得点した朴龍二選手(初5)は「全力を出し尽くすことができてうれしい。何よりとても楽しくサッカーができた」と満面に笑みを浮かべた。

 その姿を見ていたオモニの朴承姫さんは「息子が活躍する姿を初めて見た。主力選手としての自覚が芽生えていたことに驚いた」と子どもの成長ぶりを涙ながらに語った。

[朝鮮新報 2010.8.20]