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〈第32回コマチュック大会〉 W杯イヤーは東京第5が優勝

大阪で初開催、今年から8人制

優勝を喜ぶ東京第5の選手たち

 第32回在日朝鮮初級学校学生中央サッカー大会(コマチュック大会)が6日〜8日、大阪・堺市立サッカー・ナショナルトレーニングセンターで行われた。今大会では世界のすう勢に合わせ育成を目的とした8人制が初めて導入され、多くの注目を集めた。

 朝鮮代表がW杯に出場した年に開催された今大会は、会場に朝鮮語で「未来のW杯の舞台に立つのは君だ」などと書かれた横断幕が掲げられ、W杯の写真展が開かれるなど、各朝鮮学校の選手らは在日同胞選手の活躍に鼓舞されながら、いつにも増して発奮し大会に臨んだ。

 また、大会は初めて本選大会と育成大会に分けて開催された。

 6年生を中心に各学校の1軍チームが出場した本選大会(50校、42チーム)の決勝は、東京第4と東京第5の対決となった。東京第5は前半に2点、後半に1点を決め、3−0で東京第4を下し、21回大会(1999年)以来2回目の栄冠を手にした。関東勢の優勝も同大会以来となる。

応援賞を受賞した広島チーム

 一方、37校、26チーム出場の育成大会では決勝で東京第1に3−2で競り勝った南武が優勝した。

 閉会式では、競技成績、応援賞、優秀選手賞などの表彰があった。

 また、グアムで行われた「EAFF U−15ユーストーナメント2010グアム」(8月2日〜5日)に朝鮮代表の委任代表として出場し、優勝した在日朝鮮選抜チームの選手らが紹介された。

 大会を主催した在日本朝鮮人蹴球協会の申載南技術部長は、東京第5の本選大会優勝はパス、ドリブルを重視していたと述べ、「8人制では判断力が勝負を左右する。各学校では今後も中、高、大に向けた育成に力を注いでもらいたい」と語った。

【大会成績】

▼本選大会1部(3部制):@東京第5A東京第4B広島C東大阪
▼育成大会1部(3部制):@南武A東京第1B東京第9C大阪第4

[朝鮮新報 2010.8.9]