〈第32回コマチュック大会〉 大阪府蹴球協会 大会運営を主導 |
初めて大阪で開催されているコマチュック大会。今大会の会場、堺市立サッカー・ナショナルトレーニングセンターは今年4月に完成したばかり。盆前の金、土、日曜日(大会開催期間)にこの日本最大規模の施設を借りることは容易ではなかった。各地から集まった生徒や保護者たちは、「すばらしい施設だ」と喜んでいる。 大会を主管するのは、今年再建5年目の在日本朝鮮人大阪府蹴球協会。スタッフは「コマチュック大会を大阪で開催しよう」と金永俊会長を中心に成功に向け奔走してきた。 同協会は、2006年から4年間、淡路島で大会を主管してきた兵庫県蹴球協会の経験を教わることからスタートした。5月には、府下朝鮮学校の保護者代表者らで応援実行委員会を結成し、対外、売店、財政の3つの分科に分かれ準備を進めてきた。 また、大阪朝鮮蹴球団は審判、朝青大阪府本部は後方支援を担当するなど地元の若い世代も大会を支えている。 大阪府蹴球協会の張雄鐘理事長(大阪体協理事長)は、「大阪は他の地域に比べ同胞が多い。その多くの同胞にコマチュックで汗を流す子どもたちの姿を見てもらいたかった」と語った。 [朝鮮新報 2010.8.8] |