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〈第32回コマチュック大会〉 東春、川崎の選手たち 「ぼくも鄭大世選手のように」

東春、岐阜、愛知第7、豊橋合同チーム。

 ドイツ2部リーグのVfLボーフムに移籍した朝鮮代表の鄭大世選手をはじめとする在日同胞選手もコマチュック大会出身の選手たちだ。鄭選手を輩出した東春朝鮮初級学校は、今大会に岐阜、愛知第7、豊橋との合同チームを組んで出場している。

 4月初旬から月に一回のペースで岐阜朝鮮初中級学校に集まり練習を重ね、2泊3日の合宿を行うなど、団結力を高め実力を強化してきた。

 東春初級の金秀真監督は、「とくに個人技術の向上に重点を置いてきた」と述べながら、「鄭選手の母校ということもあり、幼いころからの育成、強化を常日頃から意識している」と話した。

 同校の選手たちは鄭選手にたくさんの影響を受けてきた。尹遼選手(初6)は卒業生の鄭選手が海外リーグに移籍したことについて、「ほんとうにすごい。大きな舞台でも朝鮮人の気概をもってたたかう鄭選手がぼくの目標だ。ぼくも今回のコマチュックで活躍し、鄭選手のような有名なサッカー選手になりたい」と目を輝かせた。

 一方、鄭選手が移籍前まで所属していた川崎フロンターレの拠点である神奈川、生徒たちの「サッカー熱」は高まるばかりだ。

 川崎朝鮮初級学校の黄啓光選手(初6)は、自身の尊敬する選手は鄭大世、安英学選手であると述べ、「とくに体も大きくスピードある鄭選手のプレースタイルがとてもかっこいい。ぼくも将来、愛国心をもって世界の舞台で活躍し祖国でもたくさんの注目を集める鄭選手のようになりたい」と笑顔で語った。

[朝鮮新報 2010.8.7]