〈2010インターハイ〉 ボクシング 朝高生が出場 |
「全国高等学校総合体育大会」(美ら島沖縄総体2010)が7月28日、開幕した。 大会には今年も、東京、大阪、神戸の各朝鮮高級学校ボクシング部の7選手が出場している。 29日から始まったボクシング競技1回戦には3選手が出場した。 フライ級の兪m選手(東京朝高3年)は、長沼龍之介選手(宮崎県、日章学園高)と対戦。リーチの長さを生かし、中距離から打ち込み、着実にポイントを重ね、判定勝ち(4−3)した。思ったより点差が開かなかったが、兪選手は《初戦で緊張し、いつもどおりの力を発揮できなかったが、2回戦ではフットワークを意識したい》と語った。 ライトウェルター級の李信選手(神戸朝高3年)は、山川直輝選手(岡山県、関西高)に判定負け。正面から打ち込めずペースをつかめなかった。3回には頭を低い位置に持っていき、減点された。1−7の判定負けに、《祖国での強化合宿ではメンタル面の強化に努めたが試合で生かせなかったことが悔しい》と振り返った。応援にきた祖母の郭泰子さんは、《孫のインターハイ出場自体が私の誇り》と目を細めた。 また、ウェルター級の李炯東選手(東京朝高3年)は、宮本和樹選手(京都府、南京都高)に判定勝ちした。李選手は《これまでで一番良い試合ができた》と目を輝かせた。一貫して冷静な試合を展開し、足の動きも巧みだった。右ストレートのクリーンヒットを連発し、12−1の完勝だった。 30日、同会場で2回戦が行われる。(文−周未來記者、写真−盧琴順記者) [朝鮮新報 2010.7.30] |