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李冽理選手の初防衛成功祝賀会

世界に向けて突っ走れ!

イベントには李選手の初防衛を祝し多くの同胞が駆けつけた

 朝鮮大学校ボクシング部出身で、日本フェザー級王者・李冽理選手の「初防衛成功祝賀会」(主催=「李冽理選手」応援会事務局、金貴成会長)が15日、横浜市内の飲食店で行われ在日本朝鮮人体育連合会(体連)の李清敬理事長、神奈川体育協会(体協)の崔哲名誉会長、西東京体協の李相運会長をはじめ各地域青商会メンバー、同胞、関係者ら約60人が参加した。

 李選手は6月5日、東京・後楽園ホールで行われた日本タイトルマッチで初防衛に成功した。

 イベントのオープニングでは、スクリーンに李選手の紹介VTRが映し出された直後、チャンピオンベルトを肩にかけた本人が堂々と登場。参加者たちは拍手と花束贈呈で熱烈に迎え入れた。

 金貴成会長は「『自らの拳で道を切り開いていく』と言った言葉をひたすら実践し続ける李選手を誇りに思う」としながら、「さらなる飛躍に向け、ともに応援していこう」と呼びかけた。

 一方、李哲理さん(李選手の兄、東京・渋世青商会副会長)は、「どんなことがあっても本名で戦いたい、在日同胞の星になりたいとがんばる弟の志をこれからも応援していきたい」と話した。

 イベントでは、李選手への質問コーナーや、サイン入りグローブ争奪のゲームも行われた。

 この日、朝大体育学部時代の後輩でもあり、ドイツへの移籍が決まった鄭大世選手が李選手にあてた手紙が紹介された。初防衛成功を祝う言葉と共に、「多くの力と勇気をくれた同胞たちの声援に応えるため、互いに刺激し合いながら世界を舞台に活躍し、いっそう大きな夢や希望、喜びを与えていこう」というエールが込められていた。

 李選手は感慨深い表情を浮かべながら、「たくさんの人々に支えられここまで来ることができた。世界の舞台はもう手の届くところまできた。世界王座奪取のため、最後まで全力で戦い、悔いのないボクシング人生を送りたい」と話した。

 この日、参加者たちは「李選手が夢にむかって突き進む姿は、在日同胞の希望そのものといっても過言ではない。引き続き応援していきたい」(呉美和、27、川崎市居住)、「絶対に世界を舞台に活躍してくれると信じている。そのためにも青商会、朝青だけでなく、より多くの40、50代同胞らが力になっていければ」(宋昌孝、43、横浜市居住)などの感想を述べた。(姜裕香、周未來記者)

[朝鮮新報 2010.7.26]