〈2010W杯〉 朝鮮 グループリーグ敗退、4年後に向け貴重な経験 |
【ネルスプロイト発=李東浩記者】朝鮮は6月25日、ネルスプロイトのムボンベラスタジアムでコートジボワール代表と対戦し、0−3で敗れた。グループリーグ敗退が決まった。 決勝トーナメント進出を目指し大量点を狙うコートジボワールは、試合開始序盤から猛攻を仕掛けた。スピード、パワーで朝鮮を圧倒してゴールを脅かし、前半14、20分に立て続けにゴールを決めた。ホン・ヨンジョ選手の2本のFKはわずかに枠を外れた。 防戦一方だった朝鮮は後半、守備で安定を取り戻し速攻で得点を狙った。36分、左からのクロスに対して最終ラインの裏に抜けてフリーになった鄭大世選手だったが、ディフェンス陣に阻まれ決め切れなかった。直後に決定的な3点目を奪われた。 決定機を逃したことについて鄭選手は「意図したトラップができなかった。大舞台で決められないのが今の自分」と悔しがった。そして、もっと国際経験を積みたいと述べた。 試合後、キム・ジョンフン監督は「コートジボワールが攻めてくるのはわかっていたが、よく守ったと思う」と述べた。今大会を振り返り、「ブラジル、ポルトガルのような強国と対戦できたことは、今後の成長のための良い経験になった」と語った。 この日も守備に奔走した安英学選手は大会を振り返り、「世界レベルを実感した。差もあるが、通用する部分もあった。代表、個人としても貴重な経験だった。大会に参加した意義は大きい」と述べた。 [朝鮮新報 2010.6.30] |