〈2010W杯〉 朝鮮代表、勝ち点奪えず敗退 |
コートジボワールの猛攻受け 【ネルスプロイト発=李東浩記者】朝鮮代表は25日、ネルスプロイトのムボンベラスタジアムでコートジボワール代表と対戦。0−3で敗れた。3敗でW杯を去ることとなった。 決勝トーナメント進出を目指し大量点を狙うコートジボワールは、試合開始序盤から猛攻撃を仕掛けた。スピード、パワーで朝鮮を圧倒しゴールを脅かした。そして、前半14、20分に立て続けにゴールを決めた。ホン・ヨンジョ選手(10番)の2本のフリーキックはわずかに枠を外れた。 防戦一方だった朝鮮は後半、守備で安定を取り戻し速攻で得点を狙った。36分、左からのクロスに対して最終ラインの裏に抜けてフリーになった鄭大世選手(9番)だったが、ディフェンス陣に阻まれ決め切れなかった。直後に決定的な3点目を奪われた。 決定機を逃したことについて鄭選手は「意図したトラップができなかった。大舞台で決められないのが今の自分の能力だ」と悔しがった。そして、もっと国際経験を積みたいと述べた。 キム・ジョンフン監督は、コートジボワールが攻めてくるのは分かっていたが、よく守ったと思うと述べた。今大会を振り返り、「ブラジル、ポルトガルのような強国と対戦できたことは、今後の成長のための良い経験になった」と語った。 この日も守備に奔走した安英学選手は大会を振り返り、「世界レベルを実感した。差もあるが通用する部分もあった。代表、個人としても貴重な経験だった。大会に参加した意義は大きい」と述べた。 [朝鮮新報 2010.6.26] |