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中級部第16回・高級部第20回バレーボール選手権

中・高17チーム 200人の選手が熱戦

 総連結成55周年を記念する第16回在日朝鮮中級学校バレーボール選手権大会と第20回在日朝鮮高級学校バレーボール選手権大会が15〜16日、兵庫県立総合体育館(西宮市)で行われた。大会には、高級部男子3チームと女子4チーム、中級部男子2チームと女子8チームから200余人の選手が出場。同胞、保護者、関係者ら延べ300人以上が観戦した。

■高級部

高級部男子の試合(大阪×東京)

 高級部男子は、強豪復活の兆しを見せる東京の活躍で3チームの実力が伯仲。初日に行われた総当たり戦では神戸が1位、東京が2位、連敗した大阪が3位だった。

 しかし、順位決定戦で建て直しを図った大阪は、東京を接戦の末に下し神戸に挑んだ。最終戦では、第1セットを落としたものの第2セット以降はミスを減らし、セッターに正確にボールを集め強烈なスパイクを次々と決め、セットカウント2−1で勝利し優勝した。

 高級部女子では、東京と愛知が神戸、大阪の双璧に挑んだが、勝利を収めることができなかった。

 神戸と大阪の決勝戦では、一進一退の攻防が繰り広げられた。大阪は、強い精神力でボールを拾い神戸のミスを誘い、多彩な攻撃で得点を重ね、2−1で勝利し優勝した。

■中級部

中級部女子の試合(和歌山×尼崎)

 中級部女子では、初日に2つのブロックに別れての予選リーグが行われ、2日目に順位決定戦が行われた。東京、愛知・岐阜合同チームが近畿勢に挑む形となった。

 しかし、前評判通り上位トーナメントには東大阪、神戸、尼崎、和歌山の近畿勢が進出した。

 決勝戦のカードは強豪・東大阪と6年ぶりに上位トーナメントに進んだ和歌山。速攻で相手を崩しレフトからの強烈な攻撃を加えた和歌山が第1セットを制した。

 第2セットは巻き返しを図った東大阪が王者としての精神力を発揮して奪取した。最終セットは、チャレンジ精神旺盛な和歌山が勢いをつけ、連続的な攻撃を加え、優勝を手にした。

 中級部男子は東大阪が東京に3連勝した。

 大会では、各部門から最優秀選手4人と優秀選手らが表彰された。【在日本朝鮮人排球協会】

※大会成績

 中級部男子 @東大阪A東京
 中級部女子 @和歌山A東大阪B尼崎
 高級部男子 @大阪A東京B神戸
 高級部女子 @大阪A神戸B東京

[朝鮮新報 2010.6.2]