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朝大ラグビー部OB会第2回総会 会員間の交流促進、サポート体制強化

 朝鮮大学校ラグビー部OB会(03年9月結成)の第2回総会が4月24日、東京・品川プリンスホテルで行われ、61人が参加した。総会後には朝大の関東大学リーグ2部昇格祝賀激励会が行われた。

事業計画など討議

 総会ではまず、第1期(03年9月27日〜10年3月31日)のOB会とラグビー部の事業報告があった。報告では、OB(550余人)の名簿作成、4回の幹事会、6回の会報発行(号外1回)、スクラムマシーンやユニフォーム寄贈をはじめとする部への支援事業についての説明があった。

 総会で承認された今年度の事業計画によると、OB会では今後、年2回の行事の定例化、広報、財政事業強化などに務め、会費納付者の拡大などにも尽力していく。

また、「人集め」を会の第一の目的に据えるため、各地朝高担当幹事を加え、総会を年1回開催に変更するなど会則を一部改定し、第2期の新たな役員が選出された。

2部昇格を祝う

2部に昇格した朝大ラグビー部

 総会後、同ホテルで朝大の関東大学リーグ2部昇格を祝う祝賀激励会が行われた。

 激励会ではまず、朝大体育学部の許正彦学部長があいさつ。朝大ラグビー部が創部以来40余年間、民族教育の体育部門を発展させるために大きな役割を果たしてきたと述べ、昨年の関東リーグ2部昇格は快挙であったと強調。関東1部昇格に向け、OBらのいっそうの協力を要請した。

 元日本代表で朝大・全源治名誉監督の大学の先輩でもある古賀浩二郎さんは、「朝大の2部昇格を心から祝福する。ラグビーは国、年代を越えてつながることができる。私はこれからもラグビーを通じ、在日のみなさんと付き合っていきたい」と述べた。

 朝大卒のプロラガーマンである徐吉嶺選手(25、愛知担当幹事、ヤマハ発動機ジュビロ、セブンズ日本代表)は、「朝大ラグビー部は、私の力の源だ。活躍することで同胞に喜んでもらいたい」と語った。

 大阪朝高ラグビー部の呉英吉監督(大阪担当幹事)は、「大阪朝高から朝大に優秀な選手をどんどん送り出し、1部昇格に貢献したい」と話していた。

 全源治名誉監督は「部を強くするためには、OBたちの力添えは欠かせない。OBたちにこれからも朝大ラグビー部を愛してもらいたい」と語った。

活躍に比例するサポートを

 OB会では、年々強くなっている朝大に比例するようなサポート体制を築いていきたいと考えている。

 朝大の廉昌洙主将(政治経済学部4年)は、「OB会の期待に応えるためにもチーム一丸となって上部リーグを目指したい」と決意を述べた。

 李鍾基監督は、「朝大ラグビー部の一番の強みはチームワークだ。今回の準備過程におけるOBたちの姿からあらためてそのことをを感じた。自分たちの強みである固いチームワークを追い求め、1部昇格とともに部員たちの成長の場となれるチームを目指したい」と語った。

 一方この日、OB会から朝大ラグビー部に試合用ユニフォームが贈られた。

 来年の総会は、大阪で行われる予定だ。(李東浩記者)

[朝鮮新報 2010.5.10]