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大阪朝高ラグビー部、全国大会で準優勝

「すべて出し切ったベストのゲーム」

 ラグビーの第11回全国高等学校選抜大会(1〜7日、埼玉)に出場した大阪朝鮮高級学校ラグビー部が1月の「花園」でのベスト4を越える全国2位の成績を収めた。大阪朝高は雨の中行われた決勝で東福岡高と対戦 (写真)。大阪朝高は前半をリードして折り返したが、試合終了間際、東福岡高にトライを許し24−31で敗れた。

 試合開始1分でトライを奪われ10点をリードされた大阪朝高は、持ち前の固い守りでリズムを取り戻し、パスを回して相手陣内に攻め込んだ。

 大阪朝高は7分にトライ、17分にペナルティーゴールを決め同点に追い付いた。28分にはパスでつなぎ中央を突破しトライを決め、前半を17−10とリードして折り返した。

 大阪朝高は後半5分にもトライを決めたが、東福岡高の猛反撃を抑え切れず、24−24に追い付かれロスタイムに決勝トライを許してしまった。

 同点で迎えた試合終了間際、大阪朝高は同時優勝も狙えたが、果敢に攻め続けた。結果逆転トライを許したが、最後までたたかう朝高ラガーマンの勇敢な姿を全国大会決勝の舞台で見せ付けた。

 呉英吉監督「選手たちは体を張って持っている力をすべて出し切った。ベストのゲームだった」

 金寛泰 主将は「25点以内に失点を押さえたら勝てると思ったがまだ力が足りなかった。冬の花園を目指してまたがんばりたい」

 スタンドでは関東の朝高生をはじめとする同胞たちが大きな声援を送った。

[朝鮮新報 2010.4.7]