最新の設備整う体育科学図書館 |
スポーツ専門資料が満載
【平壌発=李泰鎬記者】平壌・万景台区域の青春通りには、昨年12月29日に開館した体育科学図書館がある。1月20日から業務がスタートした同図書館は、国内スポーツ科学技術の発展のために建てられた。
図書館ではスポーツに関連した内外の図書、雑誌、電子文書、動画資料などを閲覧できる。また、最新設備が整えられた講演室、試写室などもある。 専門コンピューター網「五輪」を通じ、各地スポーツ関連機関、団体、学校からも図書館の電子資料が閲覧できる。現在、10万余の図書、6万余の電子資料がそろっており、世界各地で発行しているサッカー、バスケットボール、バレーボール、柔道、陸上競技などの雑誌や書籍、翻訳資料、各種競技結果とビデオ映像、技術指導のための自主制作映像、スポーツ関連の教育学、心理学、統計学、栄養学などの専門書籍などがあり、世界のスポーツニュース、国際スポーツ機関の動向などの資料もある。 資料の中には、体育科学録画撮影所、体育科学研究所、体育医学研究所、体育科学院と図書館側による先端スポーツ科学資料や技術向上のためのビデオもある。在日同胞スポーツ愛好家や体連が送った貴重な資料もある。 図書閲覧室にはコンピューター検索機械が備えられており、電子図書閲覧室には「五輪」に接続された最新のコンピューターが設置されている。利用者登録を行い、IDカードをもらうことで、これらすべてを利用できる。とくに、「五輪」は十分な容量と拡張機能のある最新サーバーによって運営されていて、スムーズな検索が可能だ。 講演室(160人まで収容可能)には映像会議システムが完備されている。講演室外からも「五輪」を通じ、講演や会議の様子を見ることができる。発言者を自動でとらえるオート機能付ビデオカメラ、コンピューターと接続された電子黒板も設置されている。「五輪」を通じてリアルタイムで見ることができ、録画も可能だ。 試写室に設置された最新の大型画面は、正面に座わらなくても正面から見るのと同じ画面を見ることができるもので、スポーツ観戦しながら討論もできる。 パク・チョルホ館長(43)は、「スポーツ選手、コーチ、研究者、活動家たちが必要とする資料を手軽に検索できる」と述べ、スポーツ科学技術研究の発展、選手の技術強化、コーチ陣らの指導能力向上、練習方法研究などに役立てていきたいと話していた。 [朝鮮新報 2010.3.17] |