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鄭大世選手応援会が第4回激励・交流会 W杯での活躍を誓う

 「川崎フロンターレ鄭大世選手応援会」(テセフレンズ)が2月25日、ローズホテル横浜(横浜市)で第4回激励・交流会を開催した。在日本朝鮮人体育連合会(体連)の金露顕会長をはじめとする役員、総連神奈川県本部の鄭喜Q委員長、川崎、南武をはじめとする県下同胞、練習生時代から支えてきた「テセ会」メンバーをはじめとする日本人サポーターと川崎フロンターレ関係者ら115人が参加した。同日、応援会の第3期総会が行われ、宋成烈会長(学校法人呉学園理事長)など新役員が選出された。また、金一男会長が相談役となった。

たくさんの声援

感謝の意を伝える鄭大世選手

 来ひんを代表しあいさつした体連の「光幸副会長(埼玉体協顧問)は、2月13日に埼玉県で催された安英学選手の大宮アルディージャ移籍を祝う激励会の報告をし、鄭選手に「『在日の星』としてこれからも勇気と感動を与えてもらいたい」とエールを送った。

 応援会の崔哲名誉会長(神奈川体協会長)の音頭で、参加者は乾杯した。

 その後、応援会総会の報告があり、宋成烈新会長があいさつした。宋会長は、鄭選手のプロとしての姿勢は、子どもたちに夢を与えるなど、あらゆる効果を生んでいると指摘し、これからもサポートしていきたいと語った。

 また、鄭選手の恩師である愛知中高サッカー部の李太繩ト督、神奈川県下の朝鮮学校サッカー部監督代表の呉亨世・神奈川朝高コーチ、応援会とのコラボTシャツを作った「テセ会」の森正雄代表による激励スピーチがあった。

 特別ゲストとして、朝鮮大学校体育学部の先輩である日本フェザー級チャンピオン、李冽理選手が紹介された。

 そのほか、応援会の車葡月末ア局長(川崎地域青商会会長)による司会で「テセグッズ争奪ジャンケン大会」が行われるなど、終始盛り上がりを見せた。

 激励・交流会に両親と共に参加した横浜朝鮮初級学校の朴志陽くん(初1)は、「将来はぼくも、大世選手のようにウリナラ代表になって有名になりたい」と話していた。

 壇上でW杯での目標を聞かれ「3得点」と答えた鄭選手は、「自分一人のためにこんなにもたくさんの人たちが集まってくれて、実はすこし恥ずかしかったが、ほんとうにたくさんの力をもらった」と述べた。

応援ツアー開催

 07年11月に発足した応援会は、鄭大世選手を同胞たちや日本の人たちとともに応援し、イベントを催すとともに、鄭選手との交流や会員同士の交流を深め、川崎市ならびに神奈川県下の在日コリアン子弟たちに夢と希望を与えようという趣旨で活動している。

 08年2月までの第1期活動では、激励・交流会(第1、2回)、「川崎フロンターレ後援会」入会奨励などを行った。

 第2期からは、応援ツアー、第1回「テセカップ」(県下初級学校対抗フットサル大会)、激励・交流会(第3回)、会費制の導入などの活動を行った。

 第3期に入った応援会では3月6日に等々力陸上競技場で行われるJリーグの今シーズン開幕戦への応援ツアーを組んでいる。(浩)

[朝鮮新報 2010.3.3]