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〈在日サッカー協会のページ〉 中級学校サッカー選手権

 第24回在日朝鮮中級学校サッカー選手権大会が1月17〜19日に静岡県・時の栖で行われた。U−16、U−14のカテゴリー別の大会となってから3年目の今回、U−16部門に10チーム、U−14部門に8チームが参加した。大会初日が日曜日だったため、例年よりも多くの学父母が会場を訪れた。

 開会式で在日本朝鮮人蹴球協会の金鍾成副会長は、トルコ合宿中の安英学、鄭大世、2月に行われるAFCチャレンジカップに出場する梁勇基、金成勇、金聖基選手などの朝鮮代表在日同胞選手を目標に、常に夢を持ってボールを追いかけてもらいたいと述べた。

 大会は、U−16部門で4連覇、U−14部門で2連覇中の東京が連続優勝するか、他チームがそれを阻むかに注目が集まった。

 結果、U−16部門で京都が、U−14部門では大阪が初優勝した。選手たちは素早い攻撃、球際での激しい攻防など、随所で好プレーを見せていた。

 課題としては、前に急ぎすぎる攻撃が目立ち、ボールをつないで展開する意識が足りない面。ダイレクトプレーを常に狙いながらも、状況に応じたプレーを選択しなければならない。また、突破、守備など、個のレベルをさらに上げなければならない。最後まで走れる体力や、最後まであきらめずにプレーする気持ちも、いっそう高めてもらいたい。

 今大会で得たものをこれからもっと生かし、成長してもらいたい。

 大会期間中、監督会議、講演「バルセロナ・スペイン代表チームの中に見られる現代サッカーに必要なキーファクター」(講師=NPOもみじスポーツクラブ・笠井清孝理事長)、ディスカッションを行った。

 また、第6回シニアサッカー大会に参加したアボジチームから、大会への協力をいただいた。

【大会成績】

 U−16部門 @京都(写真)A愛知B東京A
 U−14部門 @大阪(写真)A神戸B東京

[朝鮮新報 2010.2.10]