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安英学、鄭大世選手インタビュー W杯に向け新たな決意

강성대국(強盛大国」Tシャツを手に記念撮影(盧琴順記者撮影)

 在日同胞選手として初のW杯出場を決めた安英学、鄭大世の2選手(ともに人民体育人)が昨年12月22日、朝鮮出版会館内にある在日本朝鮮人蹴球協会事務所を訪れ、本紙インタビューに応じた。

 朝鮮代表の強い精神力をW杯出場の要因としてあげた2選手は、W杯本大会の見所として、苦しい時間帯での球際での足の動き、シュートを意識したプレー、最後まであきらめずに走り、ひたむきにプレーする姿などに注目してもらいたいと話した。

 安選手は初戦(対ブラジル)で勝ち点を得て、他国にプレッシャーをかけたいという。また、「ブラジル戦は朝鮮が有利になる」と見ている。ブラジルが朝鮮に勝って当たり前という立場で立ち向かってくることが予想されるから、と。

 朝鮮チームが本大会でまず1勝するための課題として、鄭選手は「個人力」をアップさせることをあげた。前線からの守備を心がけ1得点したいと意気込む鄭選手にとって、今後の課題はシュートの精度や相手に背を向けた際のプレーに磨きをかけること。オールマイティーな役割を果たしていきたいと語った。

 朝鮮代表チームが1966年以来44年ぶりに出場するFIFA(国際サッカー連盟)の2010年W杯南アフリカ大会は、今年6月11日から7月11日まで開催される。(李東浩記者)

安英学選手 「子どものころからの夢だったW杯に出場することができ、『夢はかなう』と知った。サッカーを続けてきてよかった。夢を持ち続けてきてほんとうによかった。W杯ではどんなことがあっても最後まで走りきって、たくさんの感動を与えられるような試合を見せたい」

鄭大世選手 「『生きている間に夢がかなった』という激励の言葉をいただき、役割を果たせたと思える1年だった。サッカーを通じて祖国、同胞社会が盛り上がり、みんな刺激を受けてくれたこともすごくうれしかった。朝鮮がW杯に連続出場できるよう今後も尽力したい」

[朝鮮新報 2010.1.6]