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金剛山歌劇団 神戸公演 昼夜2回 1600人が観覧

厳しい情勢の中で大盛況

3人舞「寺堂の舞」

 金剛山歌劇団創立55周年を記念する金剛山歌劇団2010神戸公演が11月27日、兵庫・神戸文化ホールで昼・夜の2回行われた(主催=同公演実行委。委員長は総連東神戸支部の尹南永委員長)。

 日朝間の厳しい情勢、23日に起きた「延坪島事件」の余波などで観客動員が心配されたが、2回の公演を、総連兵庫県本部の盧武鉉委員長と兵庫県議の宮本博美さん、「日朝友好を促進する兵庫県民の会」の杉田哲幹事長、部落解放同盟兵庫県連の坂本三郎委員長をはじめ1600人の同胞、学生、日本市民らが観覧して大盛況となった。

 また、神戸朝鮮高級学校全校生と市内の初中級学校生徒500人が昼の公演を観覧した。

 今回の公演を成功させるため実行委では1年前から準備を始め、会場の選定、宣伝、後援の依頼などを実行委員たちと協議しながら、分担してきた。また、並ばずに良い席で見たいという同胞の声に応え、今公演では初めて指定席が設けられた。

 こうした努力の結果、公演は観客の絶賛を博した。ある日本市民は「芸術性あふれる舞台に感動した。空にかかった虹はすぐに消えてしまうが、今日、胸に刻まれた演奏や舞はいつまでも残ると信じる。今度、器楽演奏をゆっくり聴きたいと思う」と感想を寄せた。

 また、垂水区から来た市民は、「涙が出るほどすばらしかった。表現力、一人ひとりの演技のレベルの高さに圧倒された。あっという間に時間がたって、びっくりした。本当にすごい」などと印象を語った。【神戸公演実行委】

[朝鮮新報 2010.12.6]