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女性同盟東京・荒川支部パッチワークサークル「20年展 脈々」 個性あふれる作品の数々

ポジャギと小物130余点、304人が観覧

作品に見入る観客たち

 日本各地の同胞女性たちの間で小さなブームとなっているポジャギ作り。

 11月26〜28日、東京・荒川区のムーブ町屋で女性同盟東京・荒川支部パッチワークサークル「ヌビパラム」が「20年展 脈々」を開催した。作品展では、朝鮮時代から脈々と受け継がれてきたポジャギを中心に、16人のメンバーが丹精込めて作り上げた小物など130点余りが展示された。

 20年間サークルの講師を務めてきた文英姫さん(62)は、「女性たちの親ぼくを深めようと発足したパッチワークサークルが、8年経った頃から、民族的なものを表現したいとの思いから、色彩やデザインなど民族色豊かな作品作りを工夫するようになっていった」と話す。

女性の喜びをつなげ、楽しさを広げてきたポジャギ展

 そんな折(02年)に、三木武夫記念館(東京・渋谷区)で開かれた「李玉禮と仲間たち」によるポジャギと人形展に出会い、「純粋なウリ縫い物に触れた喜び」を感じて、李玉禮さんにポジャギの縫い方を学び、仲間と共に新たな一歩を踏み出した。

 20年間のサークルへの延べ参加者数は50人にものぼる。現在、昼の部(月2回)、夜の部(月1回)に分けて行われているサークルには、荒川はじめ東京の台東・北・足立・葛飾、千葉からも参加者が訪れにぎわいを見せている。

 会場入り口を飾った合作のポジャギは、メンバー一人ひとりが同じ分量の生地を思い思いに縫い上げたもの。「誰一人として同じデザインのものがない」ところに個性があふれ、それらが見事に調和して一つの大作を作り出している。

丹念に縫い合わせた端切れの美しい調和

 荒川区報を見て会場に訪れた田村清子さん(62)は、「ポジャギ展を見るのは初めて。シンプルで透明感があってどれも素晴らしい。本を1冊持っているが、直接学べるところがなかなかなくて、どこで習えるのかも気になっている」と話した。

 昨年、初の展示会を開催した女性同盟練馬支部のポジャギ教室メンバーと訪れた辛錦玉講師は、「縫い物を愛するオモニたちの思いがあふれていて素晴らしかった。個性的な作品は勉強にもなり、展示の仕方も工夫されていて、20年の歩みを映像で表現したのも良かった。練馬のメンバーにとってもいい刺激になったと思う」と語った。

 会期中、会場には304人が足を運んだ。

 代表の洪栄子さん(57)は、「私は日本学校出身でウリマルがよくわからないが、魅力的な先生と仲間たちのおかげで楽しくやっている。縫い物をしながら、情勢や朝鮮料理を学べるのもうれしい。サークルを通して人の輪がもっと広がるといい。目がショボショボになっても、続けていきたい」と話していた。洪さんは5年前の作品展をきっかけに、子どもの学校のオモニを通してサークルに参加した。松戸から往復3時間の道のりを足繁く通っている。(金潤順)

 荒川支部では来年1月29日、コミュニティー「マダン」のカルチャー教室として2時間のポジャギ体験教室を実施する。13〜15時。参加費500円(生地・糸代)、針は持参すること。※問い合わせ=TEL 03・3807・5191(10〜16時)。

[朝鮮新報 2010.12.3]