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金剛山歌劇団 福岡、北九州公演

延べ約2300人が観覧

「チャンゴの舞」

 金剛山歌劇団福岡公演(響のみ)が18日、アクロス福岡イベントホールで行われた(主催=同実行委員会)。

 公演には、総連福岡県本部李周学委員長、総連鹿児島県本部李清敏委員長、中国領事館の武樹民総領事ほか20人の職員、日朝学術教育交流協会の中村元気会長や、県議会議員、市議会議員、大学教授、同胞、日本市民約720人が訪れた。

 同公演は、福岡朝鮮初級学校創立50周年を記念するチャリティーコンサートとして行われ、収益金は同校に寄付された。

 総連福岡支部では、学校記念行事(10月24日)の準備に追われる多忙の中、支部を中心に宣伝活動、広告募集を積極的に繰り広げた。また、同胞高齢者、子どもたちは無料で招待された。観客たちは「今までとは少し違う印象を持った。金剛山歌劇団の新鮮な一面を見た気がした」「今回はじめて観覧したが、こんなにレベルが高いとは思わなかった。素晴らしかった」と感想を述べた。

 金剛山歌劇団北九州公演が19日、アルモニーサンク北九州ソレイユホールで行われた(主催=同実行委員会)。

 昼と夜の2公演には、八幡デイサービスセンター「サラン」の八幡地域同胞高齢者、筑豊同胞高齢者、城南中学校夜間学級生(高齢者)や、日明校区まちづくり協議会の井生猛志会長、同胞、日本市民ら約1600人が訪れた。

 今回で3回目の観覧となった日本人女性(63)は「前回よりもパワーアップしていて最高だった。とくに『リムジン河』の曲を聴くと涙があふれた」と話した。また、毎年同劇団の公演を楽しみにしているという同胞女性(70)は、「厳しい情勢の中でも大きな希望と喜びを与えてくれる公演だった。民族特有のメロディーを聴くと、自然と体が音楽にのって揺れてくる。同胞のみならず、多くの人々に民族の素晴らしい文化を知らせてほしい」と笑顔で語った。

 他にも、「芸術は国境を越えるのだと実感した。朝・日の友好を願っている」「55周年という歴史の重みを感じられる公演だった。今までにない新しいスタイルの舞台構成にも驚いた」「幕開けのソルチャンゴとドラムのコラボには、新鮮な驚きとはじけるリズムに心が躍った。また、女声重唱の清らかな歌声は大変、素晴らしかった」との感想を残した。(梨)

[朝鮮新報 2010.11.26]