〈子ども美術館−C〉 優秀賞 「おたがいに頑張ろう」 混合 |
千葉朝鮮初中級学校・初級部1年 金璃瑤 運動会の絵であるが、ふんわりとした優しい印象を持つ作品だ。一つひとつ話すように、思い返しながら丁寧に描いたのだろう。 自身の経験を描いた生活画であるが、思考のスピードと絵を描くスピードとのズレから「伏線」のような造形が生まれる。 内容を伝えるためには不必要なものに思われるが、子どもにとっては大切なストーリーの一部であり、必要な造形物なのだ。 子どもの作品を対話するように見ると、いろんな発見があっておもしろい。(中央審査委員・趙剛来) [朝鮮新報 2010.11.24] |