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歴史たどる露天博物館 大城山麓に建設中

各創作社が遺物を再現

民俗公園に展示される金属工芸品の一部

 平壌の大城山のふもとに朝鮮民族の悠久な歴史をテーマにした「民俗公園」が建設されている。約200ヘクタール(東京ドーム42個分)の広大な敷地に、朝鮮民族の知恵と気概を示す歴史的創造物を再現させる。文化保存指導局の主管のもとで推し進められているこの大露天博物館の完成目標は2012年。公園に展示される数万点にのぼる遺物の模型の製作が各関係分野の協力で進んでいる。

 遺物の再現は、万寿台創作社、中央美術創作社、高麗美術創作社など国内の有名な制作集団が請け負っている。

 高麗美術創作社では現在、古朝鮮から朝鮮朝時代にいたる数千点の壁画、彫刻、金属工芸品を制作している。

 高さ8メートルにもおよぶ仏像がつくられているが、これは開城の霊通寺にあるものより大きく、国内最大となる。

 先祖代々使われてきた食器や日用品も再現。代表的な金属工芸品としては、中世期に使われていた幅24センチ、高さ16センチの日時計を実物大で制作している。

 すべての作品は当時の歴史的事実に基づいてつくられている。

 高麗美術創作社の関係者は、現在行われている遺物の再現は、民俗公園の品格を保つうえで大きな位置を占めると話している。

 民俗公園の建設には民俗学専門家と歴史学者らが動員されている。

 民俗公園には、各時代の建築物が建設されるだけでなく、朝鮮の歴史遺跡と文化、風俗を見て感じることができる。

 民俗村区域には原始時代から李朝時代までを時代別に、特徴的な住宅を歴史資料に基づいて忠実に再現させる。建築物は約70棟にもなる。来客は建物に出入りしながら、当代の住居生活を体感できるようにするという。例えば、高麗時代の住宅の庭で、もちつきの杵を握ることもでき、実際にもちも味わえる。

 歴史文化遺跡は実物の原寸大で再現される。北関大捷碑や寺院にある塔、高句麗時代の壁画古墳も原寸大でつくられる。

 また現代の建築物も展示。チュチェ思想塔や人民大学習堂、平壌大劇場など朝鮮民主主義人民共和国創建以来に建てられた「記念碑的創造物」を縮小して再現する。

 民俗公園には相撲、ブランコ、板跳びなどが楽しめる民俗遊び区域もある。

 園林区域には、白頭山天池を中心とする三池淵一帯、九龍滝を中心にした金剛山地区などを再現させる。【平壌支局】

[朝鮮新報 2010.11.24]