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高麗人参で副作用抑制を

医学科学院腫瘍研究所室長 リ・イルフンさん

 ガン細胞の転移を抑制する際に起きる副作用を、高麗人参から抽出した成分を配合することによって抑える研究をしている。研究の過程は「論争と苦悩の連続」だった。最近、一定の成果をあげ、国際的な注目も集めている。

 08年10月、ロシアのノボシビルスクで行われた腫瘍に関する国際会議で発表したリさんの研究成果に、各国の抗ガン剤開発企業が大きな関心を示した。

 現在、リさんの所属する研究所では、ロシア、中国など各国との共同治療・研究を推し進める計画を立てている。

 「ガンワクチンの完成度を高めて人民の健康増進に寄与したい」と自信に満ちて話す。

 学生時代、金日成総合大学生命科学部で細胞および遺伝子工学を専攻。2000年からガンワクチンの開発に携わっている。【平壌支局】

[朝鮮新報 2010.11.22]