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「ウリハッキョが愛しい」

下関地域商工会常任顧問 厳潤徹さん

 生粋の山口っ子と言っていいだろう。ウリハッキョの創設に全身全霊を傾けた1世の両親のDNAを継いで、下関朝鮮初中級学校(当時)教育会会長を長く務め、現在は下関地域商工会常任顧問。

 「ハッキョのことを考えたら、血が沸き、肉が踊りだす。一つの県で朝高を作ったのは山口だけだと1世たちは誇りにしていた」

 そんな、ウリハッキョへの愛情が高じ、日本各地のハッキョをめぐっては先生や子どもたちを励まし、ときにはカンパしたり。「北海道、北陸、長野、四国…どこでも行く。北陸には下関からだと車で10時間ほどかかるけど、行くと、子どもたちが笑顔で迎えてくれる。みんな自分の子どものように愛しい」。

 児童教室などを開きながら、学生数の減少と格闘している各地の同胞たちを応援し続けたい、とキッパリ。(粉)

[朝鮮新報 2010.11.22]