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山の魅力に取りつかれ

栃木県勤労者山岳連盟理事 森初芳さん

 親しくしている在日登山愛好家の誘いで、2年前から在日同砲大登山大会に参加している。

 現在、世界に8千メートル級の山が14座あるうちの4座を踏破。7千メートル級の山はいくつも制覇し、今まで登はんした山をすべて合わせるとその数は数千にのぼる。

 03年7月、寒い日は気温がマイナス35℃まで下がるカラコルム山脈の未踏峰を、30日かけて登った。初めて登った人が森さんだったことから、その山は「バッハピーク・モリ」と名づけられた。

 「高い山に挑むときには常に命の危険をともなう。しかし、そこに行ってみないとわからない素晴らしい景色、人との出会いが待っている。山の魅力に取りつかれてしまった」と話し、「来年はガッシャブルム2(8035メートル)にチャレンジする予定」と笑顔で語った。(梨)

[朝鮮新報 2010.10.25]