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屑鉄が建設の基

平壌古金属事業所支配人 リ・ヒョジンさん

 「道端に捨ててある屑鉄も見過ごすことができない」と話すリさんは、屑鉄を集め製鉄所、製鋼所に輸送する平壌古金属事業所で支配人を務める。

 日本で生まれ、姉とともに70年代に帰国。朝鮮では希望する大学で学んだ。その時抱いた祖国に対する感謝の気持ちは、今も胸に残る。

 朝鮮経済がもっとも苦しかった90年代後半期に事業所で責任ある立場にあったリさんは、金属工業を立て直すために、夜を徹して自動車を運転し、屑鉄集めに奔走した。また設備を現代化するための努力も欠かさなかった。

 支配人になった今でも、現場で屑鉄輸送の陣頭指揮にあたり、事務所に座っている彼を見ることは稀だ。

 リさんの最近の口癖は、「屑鉄があれば鋼鉄が生まれ、鋼鉄があれば強盛大国建設が早まる」。【平壌支局】

[朝鮮新報 2010.9.13]