どこへ行ってて
今ごろ来たの?
何をしていて
今ごろ来たの?
風吹くように去っていった
あなたの姿忘れられずに
長い長い歳月を
祈るように待ち続けたのよ
持ち去られた青春取り戻して
花咲かせましょう
美しく美しく二人の愛を
どんな風が吹こうとも
もう離さない
もう離さない どこへ行ってて
今ごろ来たの?
何をしていて
今ごろ来たの?
満月みたいに朗らかな
あなたの顔を忘れられずに
夜ごと夜ごと夢の中
想い描いてきたのよ
失われた月日を元に戻して
輝かせてみましょう
人も羨む二人の暮らしを
どんな風が吹こうとも
もう離さない
もう離さない 1989年 (崔振郁作曲集「大学の木蓮」、05年・文学芸術出版社) キム・ドゥグォン(1925〜)
慶尚北道永川生まれ。京都朝鮮中高級学校教員、文芸同京都支部委員長、文芸同中央副委員長など歴任。詩集に「朝焼け燃ゆる」(77)、「祖国、その名を呼ぶたび」(85)「雲柱寺」(04)、歌詞歌謡集「白頭山の二重虹」(01)がある。
(選訳・金栞花) [朝鮮新報
2010.9.6] |