キムパプ（のり巻き）が好きな娘・潤嬉（初４)のために作った。しめじ、えび以外なら、なんでも食べる。

　弁当づくりは、彩りと栄養バランスを考えて、きんぴら、プチトマト、ウインナーの野菜炒めなどを定番にしている。朝は何かとバタバタするので、なるべく簡単に手早く作れるように、手順を考え、前日の夕飯のおかずを多めに作っておくことを心がけている。キムパプなら、ナムル、牛肉の味付けは前日にし、卵焼きだけ当日焼いて、巻くだけにするなど。

　お馴染みのウインナーも、たまにはカニ飾り切りをするなど、ビジュアルを考えてレイアウトする。

　ちなみにこのお弁当箱は、アッパが３年くらい前に使っていたもの。アッパは現在、社員食堂を利用しているため、かつての「愛妻弁当」は「愛母弁当」になった。

　育ち盛りの娘は、部活の舞踊サークルもあって、大きいお弁当箱を準備してと要求してきた。お弁当を食べて、元気が湧いてきたら嬉しいな♪　そして、将来娘の子どもたちに「オンマ」の味を伝えてほしい。（金聖淑、東京都在住、38）

［朝鮮新報 2010.8.21］