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朝鮮語の魅力を語る

翻訳家 米津篤八さん

 「セーヌは左右を分かち、漢江は南北を隔てる」「チャングム」「ファン・ジニ」「朱蒙」など、多数の翻訳を手がけている。大学3年時(1980年)に起きた光州人民蜂起をきっかけに隣国への関心が高まった。朝鮮語を学ぶなか在日朝鮮人とも知り合い、90年代には従軍「慰安婦」問題やBC級戦犯問題など日本の戦後補償問題にも関わった。03年、朝鮮人人道支援ネットワーク(ハンクネット・ジャパン)共同代表として初訪朝。以後6年間訪朝し続け、育児院に粉ミルクを届けている。

 10日、東京・台東女性セミナーで講演し、朝鮮語の魅力について述べ、「日本人にとって朝鮮語は他の言葉とは違う。日本は朝鮮を弾圧し、言葉を奪った。朝鮮の人々は、言葉を取り戻すため、大変な苦労をしてきた」と語った。2人の娘も最近、朝鮮語の勉強を始めたという。(潤)

[朝鮮新報 2010.7.26]