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「待望のデビュー」

大阪・東成青商会会長 李昶林さん

 鶴橋駅ガード下で妻と共に串焼き屋を営む傍ら、中大阪初級教育会理事としても活躍。42歳にして青商会会長を引き受けた。

 人望が厚く義理堅い。後輩思いで朝鮮学校や子どもたちへの愛情も深い。東成地域や同級生にとっては「待望のデビュー」だ。

 きっかけは同級生との激論。青商会中央会長らが「地域青商会を活性化させてほしい、君が会長をやるべきだ」とけしかけた。

 「やったろうやないか」

 酒の勢いもあったというが、「学校を守りたい、そのためには保護者世代をつかむ青商会が活発でなければならない」。異論はなかった。

 会長が仕切る初イベント「マダン」には、東京、千葉、岐阜、京都などから同級生が激励に駆けつけた。

 「期待の大きさを感じる。学校と同胞社会があるかぎり、先頭に立ってがんばりたい」(泰)

[朝鮮新報 2010.6.28]