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朝鮮式速読理論の開拓者

科学百科辞典出版社元部長 オム・ビョンソプさん

 朝鮮の大学と科学研究の現場で「速読ブーム」が起きている。この分野の草分け的存在がオムさんだ。

 1990年、国内で初の速読関連図書を出版したのを皮切りに、現在まで50冊以上の図書と200本以上の小論文を執筆、編さんしてきた。70代になった今も小学生のための教材をはじめ、各種図書の執筆で忙しい日々を送っている。

 朝鮮独自の速読法を確立したオムさん。「一つの学問を開拓する道に困難はつきもの」と研究の日々を振り返る。

 08年から国家的な措置によって各道の第1中学校と外国語学院、金日成総合大学などの大学に速読教育のサークルができた。これらの学校で使用している教材も彼の手によるものだ。

 「すぐれた社会主義教育制度を持つ朝鮮が近い将来、速読分野でも世界レベルに達することができる」。【平壌支局】

[朝鮮新報 2010.6.14]