同胞の歴史をガイド |
東京中高・高級部3年生 金華暎さん 5月16日、東京・墨田地域の同胞たちの歴史探訪ウォーキングで、「関東大震災朝鮮人犠牲者追悼碑」がある横網町公園のガイドを務めた。「歴史は、一つの間違いが史実を変えてしまうので、正確な知識を持ち、一言一言注意深く語るよう心がけている」。 横網町公園を案内したのは2回目。4月に日本の中学生を対象に解説をした。東京朝鮮人強制連行真相調査団メンバーの話や資料を基に、実際に足を運び見て書いて勉強した。 「学んだことは、ただの知識として置いておくのではなく、実践に移してこそ意味があると思う」 ガイドを通じて「歴史はアウトラインをなぞるだけでなく、深く掘り下げて学ばなければならない」と思うようになった。 同胞たちの痛ましい過去を風化させないよう、生徒たちの手で広く伝えていきたいと考える。(裕) [朝鮮新報 2010.6.7] |