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丹青8号 2010 発行

 在日同胞老学者たちの同人誌「丹青」(年誌、03年4月創刊)8号がこのほど発行された。

 丹青会で中心的役割を果たしてきた故康忠熙氏の追悼特集号となった同誌の巻頭を飾るのは、現代朝鮮の国家戦略を論じた成耆珍氏の「社会主義強盛大国建設戦略とその展開過程」。論考は、3つの段階にわたる展開の軌跡を分析し、09年の飛躍の内容を活写している。次いで、鄭晋和氏の「平安京遷都と秦氏一族」、金哲央氏の「恵岡・崔漢綺という士がいた」、李泰成氏の「梅月堂金時習の『金鰲新話』と李樹廷の跋文」など12人の論文・論考が寄せられている。康氏の遺稿「世宗大王時代の朝鮮の科学技術」も収録。

 編集後記によると、年誌としての刊行はこれをもって修了されるが、今後も別冊「丹青」(不定期)として活動を続けていくという。(問い合わせ=成耆珍、TEL 042・592・1879)

[朝鮮新報 2010.5.21]