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全国公募展第3回パステル絵画展 祖国への思いを絵に託して

 全国公募展第3回パステル絵画展が5月9〜15日、東京交通会館地下1階「ゴールドサロン」で行われた(主催=同絵画会、写真)。期間中、約700人の観客が足を運んだ同展の最終日には、表彰式と懇親会が同会場で行われた。

 今公募展で自作のパステル画「国宝弥勒菩薩像」を出品し、佳作に入選した全絹枝さん(神奈川県川崎市在住)。長年、横浜で開催され今年で48回目を迎える日朝友好展を支えてきた。その日々を振り返り、「嵐のような現実のなか、朝・日が協力して美術展を開く過程には並大抵ではない苦労があった」と語った。さらに、「絵には作者の訴えや感情が表現されていて、観る人に感動を与えられる。今日まで絵を描いてきて本当に良かった。名高い公募展で入選できたのは同胞たちのおかげだ」と語った。

 パステル画・海「ヘグムカン」で努力賞を受賞した金丹影氏は、「この絵を描きながら祖国と祖国で暮らす家族への思いをつのらせた。観る人にも少しでも祖国のにおいが感じられるように努めた。出来上がったときはとても満足した」と、絵に託した祖国への思いを語った。(梨)

[朝鮮新報 2010.5.21]