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カーバイド増産に寄与

2.8ビナロン連合企業所炉長 キム・ヨンチョルさん

 工場を近代化し、16年ぶりにビナロン生産を再開した2.8ビナロン連合企業所のカーバイド(炭化カルシウム)職場で30年間勤めている。

 炉長となったのは1996年。前任の炉長から生産がストップした状態の炉を引き継いだ。

 カーバイド生産はビナロン生産の最初の工程である。最近2年の間に炉を大々的に補修した。

 ここで一番の問題が炉の内壁に付着した不純物の除去だった。キムさんは何度も実験を繰り返しその課題を解決した。

 キムさんの発明で、企業所では2年に1度行っていたカーバイド炉の大補修の周期を大幅に延長。年間数億ウォンの節約に貢献した。

 キムさんはカーバイド増産方法を考案し、国家発明権も獲得。カーバイド炉について「自分の巣のような場所」だと話す。【平壌支局】

[朝鮮新報 2010.5.17]