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〈本の紹介〉 なぜ、子どもはピーマンが嫌いなのか?

 子どもたちが嫌いな野菜の代表格、ピーマン。

 著者で管理栄養士の幕内秀夫さんは、「子どもが野菜を食べてくれない」と悩む母親に、嫌いな野菜を「無理やり食べさせなくていい」と断言する。

 そのわけとは…。

 本書では、まず、子どもが緑色の野菜を嫌う理由とその意味について解説。「子どもという生き物は本来、実に見事に『自分が食べるべきもの』がわかっている」と指摘する。そして、「偏食」「栄養バランス」といった言葉に振り回されることなく、子どもと大人の食性の違いを理解する大切さを説く。「小さな胃袋は主食が最優先」「子どものおやつは4度目の食事」「自然のうま味は食べすぎない」など目からうろこが落ちる教えが満載。母親らが楽しく食事作りに向き合えるよう「まくうち流 基本の5か条」などを提案。

 巻末には、牛乳や野菜ジュース、お菓子についての疑問に答えるQ&Aも収録している。(幕内秀夫著、西日本新聞社、TEL 092・711・5523、840円)

[朝鮮新報 2010.5.14]