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経済価値大きい防水液開発

特許持つ首都の建設者 カン・リョングクさん

 2012年までを目標に建設中の平壌市10万世帯住宅建設には、国産の建築資材が広く利用されている。中でも建設専門家の関心を集めているのが、パラフィン高分子防水液だ。

 青年建設集団に属するカンさん(43)の約10年にわたる研究が実り、06年に開発。同時に国内の特許を得た。今年には従来の性能をさらに更新させた防水液を完成させた。住宅の水タンクや湿気をあびる外壁、洗面所、トイレなどに使われるこの防水液は原価が安く、施工が簡単なことから経済的な価値が大きいとされる。

 韓徳銖平壌軽工業大学で有機化学を専攻。卒業後、さまざまな建材に防水機能を添加できる高分子強化活性剤を研究してきた。

 「この成功の裏には家事をしながら外国の文献資料を翻訳してくれた妻の協力があった。熱意を持って奮闘すれば強盛大国の日もそれだけ近づく」【平壌支局】

[朝鮮新報 2010.4.19]