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些細な喜びも大切に

在日若手音楽家たちのグループ「パラン」メンバー 李允喜さん

 現在、東京音楽大学声楽演奏家コースに在籍する19歳。

 一方では、在日若手音楽家によるグループ「パラン」に所属。「まだ歌を発表する場が少なく、朝鮮の歌をうたう機会も少ないので、『パラン』の活動、舞台はとてもありがたい場」と話す。

 さる2月13日、東京・門前仲町で催された在日コリアンの子どもたちの絵と若手音楽家のコラボレーション企画「PALAM×KIDS」では、尹東柱の詩に曲を乗せた歌を披露した。

 「尹東柱の詩はもともと好きだったので、それを大好きな歌で発表できたことがうれしかった。また、彼の詩の深さをあらためて知ることができた」

 「歌は楽しみながら」―日常の些細な喜びから得る感情も大切にしている。

 「一つでも多くの歌をうたい、上達できるよう努力を重ねたい」(裕)

[朝鮮新報 2010.4.19]