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〈本の紹介〉 まだまだカメラマン人生

心筋梗塞からも生還!

 今年72歳の誕生日を迎え6回目の「年男」となった石川文洋さん。

 26歳のとき戦場カメラマンとしてベトナム戦争を取材した石川さんは、その後も朝鮮をはじめ世界各地で人々とふれあい、多くの人情に触れ、それらをレンズで追い、ペンで書き続けてきた。

 「人生は60歳から」−。還暦を迎え、その後の1年1年は、「何か記念に残るようなことをしよう」と、60歳のときにホーチミン市の戦争証跡博物館に写真の常設展示室を開設、61歳でハノイの軍事博物館で写真展を開き、62歳で灰谷健次郎さんと「アジアを歩く」旅をした。63歳、茨城大学で集中講義、64歳、アフガニスタンで30日を過ごし、65歳、日本縦断徒歩の旅。66歳大妻女子大集中講義、67歳、ベトナム戦争終結 30周年記念式典を撮影。そして、68歳になった2006年には、四国遍路をすることに。

 途中、心筋梗塞で倒れ、奇跡的に生還した石川さんは、その後も自らと命を見つめて「まだまだカメラマン人生」を続けている。人生の深みを味わえる温かなエッセイ。(石川文洋著、新日本出版社、TEL 03・3423・8402、2000円+税)(潤)

[朝鮮新報 2010.4.16]