私の中に−許英子− |
雷鳴が 世渡りに疲れ 稲妻が 些細なことに囚われ泣き笑う あぁ、 垢染み 汚れてゆく 許英子詩集「銀の重み」(2007年・村) ※自鳴鼓=敵が侵入するとひとりでに鳴ると言われた太鼓。古代朝鮮・樂浪にあったと伝えられる。 ホ・ヨンジャ(1938〜) 詩人。慶尚南道咸陽郡生まれ。韓国文檀史上初の女性同人「青眉」の結成に参加。1972年〜2003年まで誠信女子大学校国語文学科教授として在職。現在同大学名誉教授、韓国詩人協会長、韓国女性文学人会長など歴任。(選訳・金栞花) [朝鮮新報 2010.3.8] |