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「感謝の教育、誇りに思う」

大阪朝高ラグビー部父母会会長 高慶秀さん

 「全国大会3位入賞と行進賞の受賞は大阪と在日同胞の誇りであり、民族教育の素晴らしさを示した。声援が後押しとなり、選手たちは大きく成長した」

 祝賀激励会の壇上で高慶秀さんは実に晴れ晴れとしていた。父母会、父母OB会、OB会を含むチームが一丸となってあらゆる困難を乗り越えてきたという思いがあったからだ。

 「迷惑かけるけど、ラグビーをやりたい」。次男・成潤の言葉に最初はとまどった。その熱意には感動したが、不安もあった。

 大会を控えたある日、次男は出場は断念せざるをえない大ケガを負う。しかし決して腐らず、チームのために尽力する姿に「確かな成長を実感した」。

 「心技体を鍛えるラグビー部をもっと好きになり、心から応援できるようになった。すべての出会い、感謝の教育を誇りに思う」(丘)

[朝鮮新報 2010.2.22]