留学同京都結成65周年記念文化公演 20日に京都で |
新たな未来創造する決意込め
今年で結成65周年を迎える留学同は、解放直後の1945年9月の結成以来、日本政府による不当な在日朝鮮人政策や植民地時代から続く日本社会での根深い朝鮮人差別、祖国の分断という幾重にも重なる厳しい状況の中、日本の大学、専門学校に通う同胞学生たちが、民族的アイデンティティーと人間的尊厳を持って生きていけるよう、在日同胞の権利擁護と祖国の自主的平和統一の実現のために、さまざまな活動を行ってきた。 留学同京都では結成65周年に際して、在日同胞が歩んできた道のりを振り返りながら、同胞社会を築いた1世、2世たちの精神を継承し、新たな同胞社会の未来を創造していくという決意を込めて、「留学同京都結成65周年記念文化公演」を2月20日に催す。 公演のサブタイトルは「길(道)」。これには、在日同胞、留学同の先輩が歩んできた「道」は決して与えられたものでもなければ、平坦なものでもなかった。数多くの苦難の中、1世、2世たちが自身の力で開拓し、創造してきた「道」である。その「道」の上に今日の自分たちがいる。そしてこれからの「道」は、先代の精神を受け継ぎながら自分たちが開拓し、創造していかなければならないという思いがある。 現在、留学同京都の学生たちは、歴史の重みを深く受けとめながら、新たな同胞社会を切り開いていくという気概を胸に、日夜企画準備に励んでいる。
日時=2月20日(土)、14時(開場13時30分) [朝鮮新報 2010.2.17] |