金剛山歌劇団が神奈川・風の谷幼稚園でミニ公演 |
幼稚園児らが大歓声
金剛山歌劇団の若手メンバーが神奈川県川崎市麻生区の風の谷幼稚園で1月26日、朝鮮の歌や舞踊、民族楽器を披露し、園児や保護者たちの大好評を博した。 250人の園児や保護者らが公演を観覧。チャンセナプの独奏「ブランコに乗る乙女」や朝鮮舞踊「チャンゴの舞」など民族色あふれる演目に併せて「崖の上のポニョ」「アンパンマンマーチ」など子どもたちが慣れ親しんだ日本の曲や歌も披露されると、会場に歌声が広がるなど一体感あふれるステージとなった。 クライマックス、男性舞踊手が園児たちに近づいてサンモ回しを披露すると、「すごーい」と歓声が沸き、サンモが描く大きな円を飛び越えてみようとの呼びかけには、たくさんの園児たちが詰めかけていた。 公演は、風の谷幼稚園の天野優子園長が地元Jリーグのサッカーチーム・川崎フロンターレの感謝祭で地元コリアンが舞う朝鮮舞踊を観たことがきっかけだったという。「朝鮮舞踊の美しさに感動しました。動きも軽快で日本にはないもの。子どもたちにぜひ見せてあげたかった」。昨秋は横浜市の神奈川朝鮮中高級学校の運動会にも全職員で参加。この日は同じ川崎市にある南武朝鮮初級学校から金学用校長、幼稚班教員らが同園を訪れて授業も観て回るなど交流のきっかけにもなった。 風の谷幼稚園は自然に囲まれた山の中の幼稚園で、ヤギを育てたり、野菜作りも行うなどユニークな取り組みが人気を集めている。 [朝鮮新報 2010.2.3] |