UHP電気炉への「情熱」 |
千里馬製鋼連合企業所従業員 リ・クムヒさん 自力で超高電力(UHP)電気炉の製造に成功し、昨年の朝鮮経済に旋風を巻き起こした千里馬製鋼連合企業所(平安南道)。 完成目標の08年9月9日を目前に、電気炉の操作盤の自動システムに問題が生じて試運転に失敗した。再び試運転が行われた。2度目の失敗が許されない状況で、ベテランでさえも操作盤の前に立つのをためらった。 その操作を「志願」し、電気炉の完成に一役買ったのが当時24歳のリさんだった。 「今までの労力とばく大な資金を瞬時に水の泡にしてしまうかもしれないという怖れは当然あった。でも、時間は待ってくれない。期限は刻一刻と迫っている。何が何でもやらなければいけないという思いでいっぱいだった」 リさんは現在、UHP電気炉2号機の製作にさらなる「情熱」を傾けている。(泰) [朝鮮新報 2010.2.1] |