米リチャードソン知事訪朝 緊張緩和のための「包括的措置」論議 |
米ニューメキシコ州知事のリチャードソン氏が16〜21日に訪朝した。同行取材したCNNは20日、昨年4月に国連安保理が朝鮮の人工衛星発射を非難する議長声明を発表したのと関連して追放した国際原子力機構(IAEA)の監視員を寧辺核関連施設へ復帰させることや、ウラン濃縮のための核燃料棒の国外への搬出と1万2千本の未使用燃料棒の売却問題を協議することに朝鮮側と同意したと報じた。また、米国、南朝鮮との間に軍事委員会を設置する問題を協議することにも朝鮮側が同意したとCNNは伝えた。 CNNによると、知事一行の訪朝期間、朝鮮外務省の金桂官第一次官をはじめとする外務省、国防委員会関係者らとの会談が行われ、朝鮮半島の緊張緩和のための包括的措置の一環として今回の合意に至ったという。 朝鮮側はまた、朝鮮戦争当時に行方不明となった米兵数百人の遺骨を発見したことを明らかにしながら、遺骨送還を支援する意思を表明したという。 [朝鮮新報 2010.12.22] |