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〈論調〉 観光は統一事業

 観光再開は不正常な北南関係の今の事態を改善するための重要な方途の一つで、これ以上先延ばしできない差し迫った課題である。

 北と南が行うべき観光は単なる観光ではなく、北南間の不信と対決を解消し、和解と協力を実現するための重大な統一・愛国事業である。

 観光再開問題は、北南対決のための不純な政治目的に絶対に悪用されてはならない。

 観光事業と北南関係問題は不可分の関係にある。

 観光事業に接する態度はすなわち、北南関係に接する態度である。観光事業を阻むのは、民族の和解と協力に対する否定、北南関係改善に対する否定となる。

 破局に陥った現在の北南関係を改善するためには、金剛山観光のような協力・交流事業が一日も早く再開されるべきであり、南朝鮮当局が閉ざした扉を開くべきである。

 南朝鮮当局は、緊張緩和と平和を志向し、民族の団結を図ろうとする立場と意志を持って観光再開と関連した会談に一日も早く応じなければならない。

 今、大勢は民族の団結と自主統一へと流れている。南朝鮮当局はこれを直視してこれ以上祖国統一の実現を妨げる行動を取るべきではないし、観光再開問題に誠意を見せるべきであろう。(労働新聞15日付論説)

[朝鮮新報 2010.11.19]