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平壌で朝鮮赤十字会幹部に 水害見舞金手渡す

京都婦人会議の見舞金を朝鮮赤十字会に手渡す江原護事務局長(撮影=文光善記者)

 訪朝していた日朝友好促進京都婦人会議の江原護事務局長が10月18日、朝鮮赤十字会を訪れ、会員などから寄せられた水害被災見舞い金の1次分である55万円をチョ・ジョンガ常務委員会委員長に直接手渡した。

 江原事務局長は面談の席上、「今回の水害を報道で知った。長年日朝友好運動を続けてきた私にとってとても心が痛む出来事だ。被災された方々が一日も早く立ち直り、被災地が復旧されることを祈っている」との末本雛子代表のメッセージを伝えた。

そして、「私たちの想いと支援金を直接伝えるため平壌を訪問した」と、経緯を説明した。

 これに対してチョ委員長は、「皆さんのわが国に対する友好と今回の支援に深く感謝する」と謝意を表しながら、今回の被害状況について詳しく説明した。

 チョ委員長によると、今回の水害の特徴は、時間差をもって豪雨が襲ったことだという。このため、せっかく復旧工事を終えて正常な暮らしを取り戻そうというときに再び被害を受けた。また、特定の地域に集中したのではなく、全国各地に豪雨が襲ったことだという。

 チョ委員長は、国内外から救援物資や支援金が送られてきていることに触れ、「皆さんのような民間の方々の支援もたくさんあり、とりあえず被災民の住居は確保できた」と話した。そして、赤十字の活動方向について、「これから厳しい冬を迎える。毛布など生活用品の確保と支給が大きな課題になっている」と説明した。

 また、幹線道路を復旧させるなど、現在各地で復旧事業が全力をあげて行われていることについて述べた。

 江原事務局長は、「私たちは引き続き支援カンパを呼び掛けている。集約でき次第送りたい」としながら、「これから厳冬季に向かうが、負けることなく、復興することを願う。それが『2012年強盛大国』への道だと確信し、また、日朝友好親善をつくりあげることにもつながっている」と述べた。【京都支局】

[朝鮮新報 2010.11.5]