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南の市民団体 日本参加に猛反対 「再侵略の野望」

 南朝鮮が初めて主管した「大量破壊兵器拡散防止構想」(PSI)訓練には15カ国が参加し、とくに実戦兵器をもって行われた海上遮断訓練には南朝鮮、米国、日本、オーストラリアが参加した。

 南の市民団体からは、PSIの実施とともに、2隻の艦船を派遣した日本の自衛隊の参加に猛反発が起きた。

 民主労働党、韓国進歩連帯、全国民主労働組合総連盟、韓国青年連帯などは12日、ソウルの日本大使館前で記者会見を開き、「日本政府が朝鮮半島に対する再侵略の野望を捨てていないことを証明する軍事行為だ」「過去の侵略に対する謝罪と賠償もないまま日本の軍艦が朝鮮半島海域に来ることは絶対に座視できない」と批判しながら、日本のPSI訓練参加の中止を求めた。

 同日ソウルの光化門広場でも、「平和と統一を開く人びと」、民主主義自主統一大学生代表者協議会など14の団体が集会を開き、日本のPSI訓練参加を非難。日本を引き入れた南当局にも批判の矛先が向けられた。

 参加者らは、「自衛隊が解放後初めて朝鮮半島海域で艦船を動員しながら北を狙った訓練を繰り広げている。歴代どの政権もできなかったことを李明博政権が実行している」と糾弾した。

 日本のPSI訓練参加に反対する動きは、慶尚南道や全羅南道などの各地にも広がった。

 6.15共同宣言実践南委員会の釜山本部は5日、日本領事館前で記者会見を開き、「国民感情に反し、平和を害する自衛隊の派遣を即刻撤回すべきだ」と主張した。

[朝鮮新報 2010.10.20]